trainです。
ネットニュースを見ていたら・・・
気になっていた七尾線の413系がえちごトキめき鉄道に譲渡だそうです。
前職のいすみ鉄道時代から国鉄車両を買い取って観光列車にしていましたが、
現職でも実施するとは・・・
JRの在来線では都市部だと車両コストを抑えられるというメリットから
1500Vの直流を採用しています。一方で田舎に行くと車両数も少なくなるため、
変電所の建設コストを抑えるために20000Vの交流を採用しています。
(ちなみに新幹線は25000Vの交流となります。)
関東でいうと取手-藤代間、黒磯-高久に直流と交流の境である
「デッドセクション」なるものが存在します。
鉄道自体はこのデッドセクションをどう対応しているかというと、
①交直流に両方対応した車両を走らせる ②ディーゼル車両を走らせる
といった対応をしています。
えちごトキめき鉄道は糸魚川でこのデッドセクションがあります。
この理由としてはおそらく糸魚川が日本の交流周波数の50Hzと60Hzの
混在地域となるため、交流鉄道にすると都合が悪かったんだと思われます。
北陸新幹線ができた際にはそれまで古い交直流車両が走っていたところを
新型のディーゼル車両を導入して刷新しました。
昔の交直流車両はロクなパワエレも無くて、機器が多くメンテに金が
かかるのでは?と推測されます。
今回、廃止される国鉄の古い交直流車両を観光列車導入するということで、
集客を狙うんだと思います。
413系であれば50Hzの交流区間でなければ信号システムさえ対応させれば
どこでも走行できるので、「新潟-金沢」とか「軽井沢-金沢」とかの夜行列車が
走るかもしれません。
どうせ夜行列車を走らせるなら583系とかが残っていればと悔やまれます。
実はこの413系に関しては廃車になる前に乗っておこうということで
去年のGWにコッソリ金沢に行って葬式鉄をしていました。
なかなか金沢に行くのは遠かったですけど、上越ならShu*Kuraついでに
青春18きっぷでも行きやすいのでありがたいです。